触媒には種類があることがわかりましたが、代表的なもので〈光触媒〉が知られています。
では一体光触媒はどんなもので、どんな効果があるものなのか?
こちらにまとめてみたいと思います。
光触媒とは?
触媒には種類があることがわかりましたが、代表的なもので〈光触媒〉が知られています。
では一体光触媒はどんなもので、どんな効果があるものなのか?
こちらにまとめてみたいと思います。
光触媒の特徴とは?
光触媒は、光である紫外線のエネルギーによって働く触媒です。
光触媒による有害物質の分解や無害化の研究が進み、近年では実用化のための数多くの製品が生まれています。
光が当たると反応作用が働き始める触媒なので、反応物質が光触媒に接触しないところでは、反応を起こさないという特徴があります。
しかしその分解力は高く、汚れや臭い、細菌なども分解する働きがあります。
光触媒の効果とは?
光触媒は、有害な化学物質を分解し、無害化することができます。
抗菌、防カビ、汚れの分解、シックハウス対策、院内感染防止対策など、その対象は地球規模といってもいいほど様々な分野で応用されています。
最も身近に売られているものの一つとして、〈光触媒フラワー〉という造花を見たことはないでしょうか?
これは、造花に光触媒を加工することによって空気浄化を謳っているのですが、面積が小さいこともあり、なかなか効果を感じられないという声があるのも事実です。
光触媒が効果的な場所とは?
光触媒の特徴を最大限に活かすには、その対象物や環境を考慮して施工方法を考える必要があります。
光を十分に必要とする光触媒を使用する場合、住宅やビルの壁面に光触媒を塗布することはとても効果的です。
光触媒が建物外壁に効果的な理由
建物の外壁に光触媒を施工すると何が起こるのか。
それを一言でいうと、“セルフクリーニング効果”と呼ばれています。
触媒の特徴である、“そのもの自体は変化することなく、通常起こりにくいことを起こり易くする反応を与える”ことから、触媒の効果は原理的に半永久です。
そのため、簡単に取れてしまうことはなく、むしろ取れなくて困ることもあるため、施工方法によっては相応の技術が必要となることがあります。
そんな光触媒を建物の外壁に施工すると、汚れの分解をする他、雨が降ると壁面についた汚れを流れ落としてくれる効果があるため、近年では住宅の外壁に光触媒加工のされた塗料や素材が使われているものもあります。
さらに、光触媒は空気中の有害物質を分解する働きがあるため、大気汚染物質の除去効果があります。
このことから、ビルの外壁、高速道路の防音壁などに光触媒を使用しているところもあります。
光触媒は室内に使えるの?
室内用に応用された製品で認知されているのは、〈空気清浄機〉や〈エアコン〉ではないでしょうか。
また、室内の壁やカーテンなどに光触媒を使用した製品もあり、室内の空気をきれいにする効果を期待しています。
光触媒は、光エネルギーを活用して働く触媒です。
そのため、十分な光(紫外線)があたらないと、反応作用が起きない点があります。
そこで近年では、室内でも使用できる〈可視光型光触媒〉が開発されています。
これは、十分な光(紫外線)があたらない室内でも、蛍光灯などの室内光でも効果を発揮するとされています。
光触媒は室内ではどんな働きがある?
光触媒を室内で使用するとどんな働きがあるのでしょうか。
住宅の建材などが原因で、新築物件やリフォーム後に体調を崩す方がいます。
これは、合板類の壁や家具に使われる接着剤や防虫剤、壁紙や塗料に含まれる溶剤、畳やじゅうたん用の防虫剤など、建材から様々な化学物質が放出されています。
それにより、シックハウス症候群や化学物質過敏症などが問題となっています。
このような室内の空気環境対策として、触媒技術を使用することで問題解決に繋がります。
光触媒が、建材から放出される有害な化学物質を分解して無害化する効果があることから、室内で光触媒を利用することは私たちの健康のためにも必要ということです。
ただ、室内で光触媒を使用する場合は、有害な化学物質が光触媒に効率よく接触することがとても重要です。
私たちの光触媒施工の取り組み
たんぽぽクリーンサービスは室内の空気環境対策として、可視光型光触媒も取り入れています。
日々研究され実用化されている触媒技術ですが、対象となるものや環境によってどの触媒を使用したら効果が最大限発揮されるのか。
数ある触媒製品から最適な製品と施工方法を考えて、問題解決することが私たちたんぽぽクリーンサービスが取り組んできたことであり、今後も研究していく課題です。