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空気触媒とは?

空気触媒とは?

たんぽぽクリーンサービスでは、〈空気触媒〉という触媒を使用した空気環境対策に取り組んでいます。

空気触媒と聞いて、一体どんなものなのか?と疑問が湧いてくる方もいるかと思います。
このページでは、空気触媒の効果や利用シーンなどをまとめてみたいと思います。

空気触媒とは?

空気触媒とは、空気中の水と酸素を利用した触媒反応のことをいいます。

触媒とは? 正常の状態では起こりにくい化学反応を、起こり易くする作用をいいます。例えば、ホルムアルデヒドなどの化学物質を無害なものに分解する反応に、触媒を利用することがあります。【空気触媒】は、空気中の水と酸素だけを利用した触媒で、空気触媒のコーティング剤が付いた面に空気が接触することで、分解反応作用が起こります。

 

たんぽぽクリーンサービスが施工する空気触媒

たんぽぽクリーンサービスが取り扱っている空気触媒は、ニチリンケミカル株式会社が製造販売する【空気触媒セルフィール】というものです。

空気触媒セルフィールには、VOC(揮発性有機化合物(有害物質))の分解、抗ウイルス、抗菌、防カビ、防汚の働きがあります。

抗ウイルス効果は、インフルエンザウイルスのような外膜のある〈エンベロープウイルス〉と、

ノロウイルスのように外膜のない〈ノンエンベロープウイルス〉の2種類のウイルスの不活性化試験により、5分で不活性化するという試験結果が出ています。

このウイルス不活性化結果から、JR西日本の全車両に抗ウイルス対策として空気触媒が採用されました。

 

空気触媒の効果とは?

空気触媒は、有害物質や臭いの元を分解し、消臭効果に優れています。

一般的な消臭剤は、中和させたり吸着させる効果が多いため、瞬間的な消臭で使う場合は便利で有効です。

ですが、消臭効果を持続させたいと思った場合、長期間効果を維持することはできません。

何度もシュッシュと噴霧したり、定期的に買い替えが必要になったりと、その効果は一時的です。

空気触媒は触媒のため、その効果は長期的に続きます。

一度施工しておくと、そこに空気が循環して接触するたびに臭いの元を分解する働きが続きます。

香りが苦手な方にも

現在市販されている多くの消臭剤は、香りが付いたものが多いですよね。

無香性といっても、若干の香りが残ったりして、その匂いさえも気になる方もいるかと思います。

また、置き型タイプの芳香剤やアロマ、スティックタイプのディフューザーで香りを楽しみたい場合に、室内の様々な香りが混ざり、香りの違いやしみついた匂いが気になると感じる方も多いようです。

また、お子様がいる空間やペットを飼っている場合、香りが害になることがあります。

近年では香害が社会問題となり、香りを楽しむために作られた商品が、その香りに苦しむ方もいるのが現状です。

空気触媒は、無色透明で無臭。

壁面や天井、カーテン、ソファや家具に施工しておくことで、室内全体が空気清浄機のような役割を果たします。

消臭剤では得られない、臭いの元や有害化学物質を分解する働きが長期間続くため、お子様やペットのいる室内に施工することが効果的です。

光触媒と空気触媒の分解力の違い

まず、
〈光触媒〉は光エネルギーを利用して分解作用が働く触媒です。

〈空気触媒〉は、空気中の水と酸素を利用して働く触媒です。

どちらも同じ触媒ですが、特徴が異なります。

光(紫外線)を利用する光触媒の分解力は強力です。

光触媒を付ける対象物によっては、その基材から分解してしまうほどの分解力があります。
また、密着性を高めるための下地材の性能も求められます。

そのため、光触媒をつける前に下地材を必要とする場合が多く、対象物に適した方法が必要となります。

空気触媒の場合、有害物質を分解しても、光触媒の強力な分解力ではないため、対象となる基材までも分解して傷めることがありません。

そのため下地材など必要がなく、密着性が高いため耐久性にも優れています。

光触媒と空気触媒の最大の違いとは?

それは、光を必要とせず空気を利用するので、あらゆる場所で効果を発揮する、ということです。

例えば、光が届きにくい室内や、光のない夜間でも、空気触媒の場合は24時間機能し続けることが特徴です。

そして穏やかな分解力であることから、対象物を選ぶ必要がありません。

布製品、プラスチック、木製品、あらゆる対象物に対して変色や風合いを変化させることもありません。

このような空気触媒の特徴から、室内の空気環境対策に空気触媒を取り入れることで、より快適な室内空間を実現させることができます。